WordPressサイトのカスタマイズ・プラグイン開発

すっかりポピュラーになったWordPress
WordPress(ワードプレス)は元々はブログウェアの一つに過ぎませんでしたが、今では世界中のウェブページの過半数を占めるとまで言われるほどポピュラーな汎用CMSにまで成長しました。
ワードプレスは便利です。最小限の構成で普通のブログとして使えますし、メンバーを登録可能にしてポータルサイトとして活用することも出来れば、EC用のプラグインを導入して本格的なショッピングサイトを運用することも出来ます。
ワードプレスは名実共に汎用のCMSで、プラグインとテーマ次第でどのようなサイトにすることも可能です。それまでは構築に何ヶ月も掛かっていたようなシステムが一日で立ち上がってしまいます。
WordPressには欠点もたくさんある
独力や低予算では実現が難しいことを可能にするのがWordPressですが、その一方で、本来は簡単なことをややこしくしているのもワードプレスです。そのため様々な欠点も抱えています。
- 膨大な量のコードを実行しているためパフォーマンスが低下し易い
- いったん不具合が起こり始めると対処が難しい
- プラグインに脆弱性が見つかるとそれを利用してハッキングされる
- テーマの構成が複雑であるため、デザインの調整が理不尽に難しい
ワードプレスサイトの運用は、ときに原因の特定/対処の難しいページレスポンスの「遅延」との闘いでもあります。ワードプレスによるページ生成は、気の遠くなるほどの膨大な量のコードを処理した結果ですので、これはある程度は仕方ありません。
また、デザインの調整やプラグインのカスタマイズなど、ワードプレスであるために難しくなったこともあります。プラグインやテーマがデフォルトで提供している機能は難なく利用出来ますが、それをカスタマイズしたい、拡張したいとなると話は別です。
ポピュラーであるため、常にハッカーの標的となっていることも大きな課題です。プラグインの脆弱性などを突かれてWordPressが乗っ取られると、大量のスパムを送信するための踏み台にされたり、身に覚えのないおかしな広告が表示されるようになったりと被害は甚大です。
WordPressが適さないケース
ワードプレスは本来ブログCMSとして構築されています。プラグイン次第で何でも出来るようにはなりましたが、SNSやゲームサイトなど、一度に多くのユーザが利用することを想定したプラットフォーム開発には向いていません。
また、安易な立ち上げ/運用をするとハッキングされる可能性があることから、信頼性を第一とする企業サイトの構築にはお勧めしていません。
三通りのカスタマイズ方法
WordPressサイトにカスタマイズを適用するには、クライアント様のご意向に応じ、大きく分けて三通りの方法があります。
1.当方のプラグインで適用する
これは WordPressカスタマイズのお仕事を頂いた方にご提供しているもので、プラグイン上でカスタマイズの設定が出来るようになるため、安全でお勧めの方法です。
また、当方のプラグインには日本語で簡単に利用出来るシンプルなファイアウォール機能が標準で備わっています。(Pro版への催促のようなものはありません)
2.WPCodeなどのプラグインで適用する
条件付でコードを実行するプラグインを導入することでカスタマイズを適用出来ます。コード自体は手作業でコピーペースト・修正するため、ミスによりサイトに影響が生じるリスクが伴います。(3の手順を管理画面上で行うような方法)
当方のプラグインを利用したくない場合や、WPCodeがすでに導入されているようなケースに適しています。
3.マニュアルで適用する
FTPでのアップロードや、プラグインエディターを用いて functions.php を修正します。これはWordPressにおいて基本的で伝統的な方法です。
追加するコードは最小限なので、サイトパフォーマンスへの影響がもっとも少ないですが、カスタマイズの更新や管理の際にミスをするリスクが高く、お勧めは出来ません。
デザインやレイアウトの変更や調整をするには、この他にテーマファイルやテンプレート等の修正が必要になります。
WordPressカスタマイズの詳細はご相談頂けますと幸いです。